「はてなブログとWordPress(ワードプレス)、ブログを始めるならどっちがいいか?」
この手の比較記事は、インターネット上でたくさん見つかります。しかし、気になるのは情報を発信している人が
- はてなブログからワードプレスに移行して、ずいぶん経っている人
- ワードプレスの運営経験しかない人
どちらかだったりします。

はてなブログを現在進行形で運営してない人が、はてなブログのことを語れるの?
と、疑問を持つ人もいるはず。はてなブログだって進化しています。

ブログ歴8年の福造です。
はてなブログ8年、ワードプレス7年。2025年現在も、どちらも運営する現役プレイヤーです
下の画像は、私が運営するはてなブログの管理画面です(このブログはワードプレス)。

はてなブログとワードプレス、どちらにも愛着がある立場からメリット&デメリットを語ってゆきます。まず、結論からお伝えします。
- 手軽にブログを始めたい。同じ趣味や持つ人と交流を深めたいあなたには、はてなブログをおすすめします。
- ブログを収益化したい。プロが作ったようなデザイン性の高いサイトを作りたいなら、ワードプレスがおすすめです。
エックスサーバーのクイックスタートを使えば、初心者でもすぐにWordPressブログを立ち上げられます。以下の記事で、くわしく解説しています。
【徹底比較】はてなブログとワードプレス、どっちがいい?
はてなブログには、「はてなブログ無料版」と独自ドメインを設定できる有料の「はてなブログPro」があります。ワードプレスはレンタルサーバー、テーマ、独自ドメインにお金がかかる有料ブログです。
初期費用と運営コストで比較
◆ はてなブログとワードプレス 費用面で比較 ◆
はてな無料版 | はてなブログPro | ワードプレス | |
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | ・2年コース:14,400円 ・1年コース:8,434円 ・1ヶ月コース:1,008円 独自ドメイン:取得費用0~1,000円ほど | ・サーバー代:月額600~1,200円ほど ・Wordpressテーマ:0~23,000円ほど ・独自ドメイン:取得費用0~1,000円ほど |
運営コスト | 無料 | 月額700~1100円ほど (はてなブログPro代+ドメイン代) | 月額700~1300円ほど (レンタルサーバー代+ドメイン代) |
独自ドメイン | ✖ | 〇 | 〇 |
複数人で編集 | ✖ | 〇 | 〇 |
はてなブログ無料版は、1円もかけずに無料でブログを始めることができます。3個までブログを作れます。
ただし、独自ドメインを使えません。独自ドメインとは、自分だけのURLのことです。無料版の場合、「https://〇〇〇〇.hatenablog.com」のように、はてなブログを示す文字列が付きます。

無料版だと、「はてなブログという総合デパートの中にお店を構えてますよ」、とURLが示している感じだね
有料版のはてなブログProは、契約期間によって初期費用が変わります。レンタルサーバーとの契約は不要で、月々のランニングコストは700~1,100円ほどです。
はてなブログProでは、はてな側の広告を消すことができます。10個までブログを作成でき、無料版の10倍ちかい容量の写真や画像をアップロードできます。

はてな側の広告を外せるぶん、表示速度が速くなるのがPro最大のメリットです
ワードプレスでは、ご自分でサーバーと契約します。サーバーによって表示速度やページ表示の安定性にかなり差が出ます。
初期費用で大きく変わるのが、WordPressテーマです。WordPressテーマとは、ブログの見た目を決めるデザインテンプレートです。テーマは基本的に買い切りなので、購入時だけまとまった費用が必要です。
「【初心者向け】WordPressテーマの選び方【有料5選+無料2選】」では、後悔しないテーマの選び方をご紹介しています。

初期費用を考えると、コスト面では「はてなブログのほうが安いね

そうだね。ただ、有料テーマ代はいちど払ってしまえば、月々の運営費ははてなProとワードプレスはほとんど変わらないよ
デザイン性とカスタマイズ性を比較
◆ はてなブログとワードプレス スペックで比較 ◆
はてな無料版 | はてなブログPro | ワードプレス | |
---|---|---|---|
デザイン性 | 〇 | 〇 | ◎ |
テーマの種類 | 300種類 | 300種類 | 10,000種類 |
独自ドメイン | ✖ | 〇 | 〇 |
はてなブログでは、ブログのデザインを決める「デザインテーマ」という仕組みがあります。
「デザインテーマ」によって、ガラッと見た目を変えることができます。はてな公式のテーマとはてなブログ利用者が作ったテーマを合わせると、300種類上のデザインから選べます。
◆ はてなユーザーが作った自作のテーマも人気 ◆

ワードプレスにも、、ブログのデザインを大きく変える「WordPressテーマ」という仕組みがあります。海外製のテーマを合わせると、テンプレートの数は10,000種類を越えます。
◆ 選択肢の多さとデザイン性に優れるWordPressテーマ ◆

WordPressの場合、テーマによってはスライダーショーを設定できたり、アニメーションを付けることも可能です。はてなブログでもスライダーは可能ですが、WordPressほど綺麗には作れません。
「カスタマイズ」とは、見出しのデザインを変えたり、トップページに大きな画像を表示させたり、自分なりにデザインをアレンジすることです。
はてなブログ無料版では、シンプルなカスタマイズに留まります。
有料のはてなブログProでは、企業サイトのようにトップページを作りこむことができます。ただし、はてなブログの仕様を越えるカスタマイズはできません。

はてなでは自分でCSSを勉強するか、先輩ブロガーが紹介してくれるコードを貼るかで、カスタマイズができます。
ワードプレスでは、ご本人がPHPやCSSといったプログラミング言語に詳しければ、思い通りのサイトデザインにすることが可能です。カスタマイズ情報を発信してくれる人も多いので、それらを参考に初心者でもデザインをいじれます。

Webデザイナーの人は、ワードプレスだと楽しそうだね
使いやすさを比較
初期設定や、記事の書きやすさ、記事投稿のしやすさを比較します。
はてな無料版 | はてなブログPro | ワードプレス | |
---|---|---|---|
初期設定 | かんたん | ふつう | 難しい |
管理画面の使いやすさ | シンプルで使いやすい | シンプルで使いやすい | 慣れが必要 |
記事の書きやすさ | 書きやすい | 書きやすい | テーマによって違う |
記事投稿のしやすさ | かんたん | かんたん | 慣れが必要 |
記事の装飾 | CSSの知識が必要 | CSSの知識が必要 | 操作を覚えればワンタッチ |
ワードプレスは、初期設定に手間がかかります。インターネットで検索すれば情報は見つかりますが、それが自分に必要なのか、初心者には判断が難しいです。
自由度が高い反面、どこまでやるかは個人の裁量にゆだねられるからです。

初心者のかた向けに、WordPressインストール後のやるべき初期設定を解説しています
「【ロリポップ!】WordPressインストール後の初期設定【初心者でも安心】」では、2025年2月にWordPressブログを立ち上げた後の初期設定を解説しています
ワードプレスの構築が難しいと感じる初心者は、はてなブログ無料版でいいと思います。
記事を書いたり、画像を貼ったり、広告を運用したり・・・ブログ運営の基本ができるようになってからワードプレスを始めても、全然いいです。

初期設定に何日もかかるなら、無料ブログで始めたほうがいい人だっているよね
◆ はてなブログ(左)とワードプレス(右)の管理画面 ◆

管理画面(ダッシュボード)から記事作成画面に入ったり、カスタマイズをしたり、設定を変えたりします。
はてなブログは管理画面からアクセス傾向まで見られるのは、いいですね。
ワードプレスは左メニューの項目が多くて、最初は面食らいます。だた、ふだん使う項目は限られていますので、慣れれば大丈夫です。
◆ 記事の書きやすさと装飾 はてなブログ(上)とワードプレス(下) ◆

はてなブログの記事作成画面は、シンプルで使いやすいです。
ワードプレスは機能がたくさんありすぎて、最初は戸惑います。ただ、吹き出しや表(テーブル)、囲み枠(※)を編集画面から作れるのは大きいです。
はてなブログで吹き出しや囲み枠を作るには、「はてなブログ 囲み枠」「はてなブログ 吹き出し」のように検索して、先輩ブロガーが紹介してくれるコードで自分で貼り付ける必要があります。
コミュニティとサポート体制を比較
はてな無料版 | はてなブログPro | ワードプレス | |
---|---|---|---|
コミュニティ | 〇 | 〇 | ✖ |
サポート体制 | ▲ | ▲ | ✖ |
はてなブログは、コミュニティでの交流が活発です。いいね!の気持ちを送り合う「はてなスター」やお気に入りの記事をみんなに紹介する「はてなブックマーク」など、運営者同士が交流を図れる機能が充実しています。ブログ運営そのものを、“趣味”として楽しんでいる人が集まっています。
ワードプレスにはコミュニティはないに等しいです。ブログ村やXなどでみずから開拓してゆかないと、ブログ仲間を作るのは難しい。“ビジネス”と割り切って、ブログを運営している人が多いからです。

ブログ仲間ができそうなのは、はてなブログだね
基本的にブログ運営はそれぞれが別々にやる、孤独な作業です。一から十まで誰かに聞いてやるものではないので、サポート体制は期待できません。はてなでは仲の良いブログ仲間ができれば、経験者から助言をもらうことはできます。

ワードプレスで収益化をめざす人は、何かのコミュニティにみずから参加して刺激をもらう人が多いですよ
SEOと収益性を比較
はてなブログ | はてなブログPro | ワードプレス | |
---|---|---|---|
SEO対策 | ★★★☆☆ (表示速度が遅い) | ★★★☆☆ (ドメインが育つまで時間がかかる) | ★★★★☆ (レンタルサーバーやテーマによっては★+1) |
表示速度 | 遅い | 普通 | 速い |
Googleアドセンス | ▲ (使えるが、はてな側の広告が出る) | 〇 | 〇 |
アフィリエイト | 〇 規約の範囲内 | 〇 規約の範囲内 | ◎ かなり自由 |
収益化のしやすさ | ▲ | 〇 | ◎ |
はてなブログ自体のドメインが強いため、はてな無料版でも他の無料ブログサービスに比べたらSEOでは有利です。
はてなブログProは独自ドメインを育てる必要がありますが、ドメインが育てばアクセスが来るようになります。

難しいとこだよね。ブログ仲間に読んでもらって、ブログを楽しむか。SEOを勉強して外部からお客さんを集めるか・・・
ワードプレスは構造化マークアップ、内部リンク、パンくずリストなど、SEOにおいてあらゆる点ではてなブログより有利です。
ただし、ワードプレスはレンタルサーバーによって、表示速度やサイト表示の安定性がかなり変わってきます。

エックスサーバー やConoHa WINGといった月1,000円ぐらいのサーバーが有利です
収益性では、はてなブログ側の広告が表示されるはてな無料版はかなり不利です。はてなProと契約して自分で広告を貼れば、それだけで1.5倍ぐらいのアドセンス収益になります。
無料版でも、規約の範囲でアフィリエイト広告を貼ることはできます。ただし、表示速度の面で不利なので、成約まで持っていくのが難しいです。
有料のはてなブログProでは、無料版より広告を貼れる位置が多いのはメリット。無料版では外せない重たいパーツを外せるのも、表示速度の観点から有利です。

ただし、周りのはてなユーザーがアフィリエイト記事を好まないので、広告の運用が難しいです
ワードプレスは広告を自由に貼れるだけでなく、プラグインという機能を追加するツールも使えます。商品やサービスの比較表や、顧客の行動を促すCTAボタンも簡単に設置できます。
(上のボタンは、当ブログが使っているXWRITE(エックスライト)というテーマの機能で作っています)
はてなブログでは、質の高いCTAボタンは作りづらいです。アフィリエイトで結果が出るかどうかはCTAボタンに左右される面があるので、ワードプレスのほうが有利です。
まとめ
ブログを趣味で楽しみたいなら、はてなブログをおすすめします。
趣味の合うブログ仲間を見つけやすく、初心者でも挫折しにくい環境があります。難しい初期設定がいらず、すぐにブログを始められるので、パソコンが苦手なかたも始めやすいです。
その反面、広告運用にはあまり向いていません。大きく収益を得るのは難しいです。
ワードプレスは自由度の高さが魅力です。カスタマイズ性が高く、知識やアイディア次第でどんなデザインにも対応できます。広告を好きな場所に貼れ、CTAボタンもすぐに設置できるため、収益化の可能性は無限です。
その反面、集客が難しいです。SEOを勉強して検索ページから集めるか、SNSを駆使してXやインスタグラムから集めるか・・・誰にも読まれない最初の数カ月をどう乗り切るかが、カギになります。
エックスサーバーの「クイックスタート」(=簡単インストール)を利用すると、難しい初期設定なしでWordPressを開設できます。しかも、「SWELL」や「Cocoon」といった人気テーマをインストールした状態で始めることもできます。

私は「XWRITE」(エックスライト)というテーマを使っていますが、文章を書くのが快適です。「XWRITE」もクイックスタートでインストールできます
また、サーバーの月額料金を抑えたいかたは、ロリポップ!もオススメ。500円/月ほどでワードプレスを運営できます。
はてなで雑記ブログをはじめ、記事作成に慣れてからワードプレスで特化ブログを開設する方法もあります。その際、ブログを移行するのではなく、はてなブログからリンクを飛ばし、ワードプレスと連携させる方法もあります。
はてなとワードプレスの併用は、アクセスが来ないワードプレス初期を乗り切る裏ワザとしても有効。「はてなブログからワードプレス,移行より連携をおすすめする3つの理由」の記事でくわしく解説しています。