WordPressを始めるにあたって、必要となるのがレンタルサーバーとの契約です。

契約期間が1ヶ月から36カ月まで選択できるけど、どれを選べばいいだろう?

レンタルサーバーは長期契約をすればするほど、1ヶ月あたりのサーバー代は安くなります。とはいえ、立ち上げたブログやホームページがうまくゆくかは未知数。いきなり3年契約を結ぶのも、不安になりますよね。

この記事では、ブログ歴7年の筆者が、レンタルサーバーのおすすめ契約期間をご紹介します。

【レンタルサーバー】選べる契約期間は何種類?

ブログ運営者に人気! 2024年3月現在、国内レンタルサーバー4社の契約期間の一覧です。

個人が収益型ブログを作るにあたって、おすすめプラン(※)の契約期間と料金を表にしました。

(※ 大量アクセスがきても高速表示でき、レンタルサーバー側が推奨しているプラン)

エックスサーバーConoHa WINGロリポップシン・レンタルサーバー
運営会社エックスサーバー株式会社GMOインターネットグループ株式会社.GMOペパボ株式会社シンクラウド株式会社
推奨プラン
(個人のビジネス向け)
スタンダードベーシックハイスピードスタンダード
1ヶ月1,430円/月
3カ月1,320円/月1,452円/月
(キャンペーンで実質1,331円)
1,320円/月1,980円/月
6ヶ月1,210円/月1,452円/月
(キャンペーンで実質1,210円)
1,210円/月1,980円/月
12ヶ月1,100円/月
(キャッシュバックで実質550円)
1,452円
(キャンペーンで実質941円)
990円/月
(キャンペーンで実質660円)
1,780円/月
(キャンペーンで実質1,246円)
24カ月1,045円/月
(キャッシュバックで実質522円)
1,452円
(キャンペーンで実質889円)
935円/月
(キャンペーンで実質748円)
1,650円/月
(キャンペーンで実質1,155円)
36カ月990円/月
(キャッシュバックで実質495円)
1,452円
(キャンペーンで実質678円)
550円/月
(キャンペーンで実質471円)
1,540円/月
(キャンペーンで実質1,078円)

レンタルサーバーのキャンペーンや特典をもらえる条件については、「【2024年3月】レンタルサーバーの割引キャンペーン一覧」の記事にまとめています。

ほとんどのレンタルサーバー業者では、「3カ月」「6ヶ月」「12ヶ月」「24カ月」「36カ月」の5つの契約期間を設定しています。

レンタルサーバーの期限が切れたら、どうなる?

レンタルサーバーの更新を忘れて期限が切れてしまうと、サーバーが凍結され、ブログが表示できなくなってしまいます。一定期間内であれば、料金を支払うことで復旧できることがあります。

ただし、ずっと放置しておくと、サーバーのアカウントやデータベースが削除され、二度と復旧できなくなります。

筆者は、初めてWordPressブログを作ったとき、「3カ月」契約を結びました。しかし、更新通知のメールをド忘れして、危うくブログが凍結されそうになったことがあります

実際にブログを始めると、ドメイン会社や各種ツール、ASP、広告主から毎日のようにメールが届きます。

サーバーから「更新通知」を促すメールは、数回は届きます。とはいえ、大量のメールに埋もれてしまうことがあるので、「更新通知」メールに気づいたら早めに手続きしましょう。

【何か月がベスト?】レンタルサーバー おすすめの契約期間は?

結論からいうと、おすすめは「12ヶ月」契約です。

「12ヶ月」契約をおすすめする理由①・・・ブログで結果を出すには、半年~1年はかかるから

  • みんなから愛されるブログを作りたい!
  • ブログで収益を得たい!

ブログでなんらかの成果を望むなら、長期的なスパンが必要です。

記事がGoogleにインデックス(=登録)され、検索順位がつくには時間がかかります。また、満足度の高いブログを作ろうと思ったら、文章力専門知識も学ぶ必要があります。

半年ぐらいで成果を出す人もいますが、ごく一部の天才のみ。1~2年かけて、ようやく収益を出す人がほとんどです。

え? 甘く見てたわ

ブログは時間がかかるビジネスです。長期的に取り組む覚悟がないと、結果は出ません。

「12ヶ月」契約をおすすめする理由②・・・「独自ドメイン」の永久無料特典がつく

レンタルサーバー、12カ月契約、独自ドメインの永久無料特典

レンタルサーバー会社では、「12ヶ月」以上の契約を結ぶと、「独自ドメイン」の永久無料特典がもらえることがあります。

「.com」や「.net」や「.jp」といった独自ドメインを使ってブログを運営する場合、ドメインの「取得代」と「更新費用」がかかります。たとえば、人気の「.com」ドメインだと、年1,500~1,800円ほどの更新費用がかかります。

「独自ドメイン」の永久無料特典を利用すれば、このコストがかからないのでお得です。

「12ヶ月」契約をおすすめする理由②・・・長期契約のほうが割安

「3カ月」契約や「6ヶ月」契約だと、ほとんど割引はありません。長期契約を結んだほうが、トータルで支払う金額は少なくて済みます。

エックスサーバーで、ブログを1年運営したときのサーバー代をシミュレーションしてみます。

ひと月あたりの利用料金1年のトータル利用料金3カ月契約との差額
3カ月契約1,320円15,840円0円
6カ月契約1,210円14,520円1,320円
12ヶ月契約1,100円13,200円2,640円
キャンペーンを利用すると、さらに割り引かれます

筆者は、初めてWordPressブログを作ったとき、よくわからずに「3カ月」契約を結びました。しかし、初めから12ヶ月契約にしておけばよかった、と後悔しています

長期契約のほうが、月額のサーバー代は安くなります。

とはいえ、いきなり「24カ月」契約や「36カ月」契約を結ぶのは、不安です。

「12ヶ月」契約をおすすめする理由③・・・「前払い」方式で、途中解約しても返金はない

レンタルサーバーの利用料金は、ご契約期間に合わせて「一括前払い」で支払います。

エックスサーバーであれば、

  • 3カ月契約であれば、3か月ぶんの3,960円を
  • 6ヶ月契約であれば、6ヶ月ぶんの7,260円を
  • 12ヶ月契約であれば、12ヶ月ぶんの13,200円を

サーバーを利用する前に一括で支払います。

途中で解約した場合、「違約金」は発生しません。しかし、返金はありません

たとえば、エックスサーバーを24カ月契約し、9か月で解約しても、残り15か月ぶんの料金は戻ってきません。

これは、どのレンタルサーバー会社でも同じ。すべて、「一括前払い」方式です。

エックスサーバーの「スタンダード」プランを「36カ月」契約すると、35,640円か・・・初期費用が高くなってしまうね

「36カ月」のような超・長期契約を結んでしまうと、割引どころか「割高」になってしまう可能性もあります。

まとめ・・・「12ヶ月契約」がおすすめ!

  • ブログで結果を出すには、時間がかかる
  • 「12ヶ月」以上の契約で、独自ドメインの永久無料特典がつくことがある
  • 長期契約のほうが割安だが、途中解約しても返金はない

以上の理由から、レンタルサーバーの契約期間は「12ヶ月」契約がおすすめです。