「エックスサーバー 高い」と検索しているあなたは、今まさにWordPressを始めようとする初心者のかたではないでしょうか?

8年前の私も、WordPressは何をするにもお金がかかるんだな、と感じていました
エックスサーバーは料金だけを見ると、格安サーバーよりは少し高めです。しかし、WordPress初心者にとって本当に大事なのは料金だけではありません。
初めてスマホを購入したときのように、わからないことを調べながら設定するのは想像以上に時間がかかります。
エックスサーバーは利用者が多く、サポート体制も充実しているため、「安心だ」と感じる人も多いようです。実際にはどうなのでしょうか?
本当に高い?他社サーバーとの料金・性能比較
まずは、エックスサーバーの「スタンダード」プランと、他社サーバーでWordpressが使える人気プランを比較してみます。
| 項目 | エックスサーバー (スタンダード) | ロリポップ (ライト) | さくらのレンタルサーバ (スタンダード) | ConoHa WING (ベーシック) |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額料金 (12ヶ月契約) | 990円/月 | 495円 | 550円 | 941円/月 |
| ディスク容量(SSD) | 500GB | 350GB | 300GB | 300GB |
| サポート | 電話(平日のみ) メール | メールのみ | 電話(コールバック予約) メール | 電話(平日のみ) メール |
※ 2025年11月5日(水)時点の料金。赤字は、キャンペーン価格です。
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表からわかる通り、エックスサーバーは月額料金がやや高めですが、ディスク容量やサポートの手厚さが目立ちます。ディスク容量500GBもあれば、画像・動画をたくさん使うサイトを複数運営するときでも安心です。
もちろん、すべての人に当てはまるわけではありません。SNSやYouTubeなど検索以外の流入が多い場合は、ロリポップやさくらでも十分かもしれません。
ロリポップでのWordPressの始め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
運用コストが抑えられる理由
WordPress初心者にとって見落としがちなポイントは、運用コストです。ここでいう運用コストとは、単純な料金だけでなく、調べ物やトラブル解決にかかる時間も含まれます。
筆者の体験談をお話しします。WordPressを始めて3ヵ月のとき、プラグインがすべて作動しなくなったことがありました。
(※ プラグインとは、機能を追加するためのツールのこと)
メールでエックスサーバーに問い合わせたところ、一両日中に解決しました。プラグインが動かないのはWordpress側の問題であって、本来はサーバーに関する質問ではありません。それでも、エックスサーバーの担当者は丁寧に教えてくださいました。

サーバー会社によっては、「答えられるのはサーバーに関することだけ」と質問範囲が限定される場合があります
他にも、サポート対応の早さを感じている人もいます。
エックスサーバーのサポートの回答が早すぎてびびっている。
— 石橋敬太郎 AdRegion Inc. (@basseyboost) October 22, 2025
エックスサーバーのサポートのおかげで、筆者は今でもWordPress運営を継続できています。
セキュリティ面の安心
エックスサーバーは、他社よりセキュリティ面の安心もあります。
- WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の標準装備
- 無料独自SSLの自動設定
- 強力な自動バックアップ機能
「WAF」とは、外部アクセスによる「改ざん」や「情報漏えい」からWebサイトを守る機能です。SSL証明書は「通信の暗号化」の機能です。
これらのセキュリティ対策は、他社サーバーだと有料オプションだったり機能が劣ったりします。
利用者が多いことのメリット
日本国内のWordPressサイトのうち、35%はエックスサーバーを利用しています。
【参照】国内WordPressサイトの3分の1以上が『エックスサーバー』を利用-PR TIMES
利用者が多いため、ネット上に情報が豊富です。Web検索すれば、トラブルシューティングや設定方法の記事が多数見つかるので、初心者でも短時間で問題解決できます。
例えば、X(旧Twitter)ではこんな声もあります:
選ぶ理由
— いちごママ (@ichigosan_san7) May 17, 2024
・ワードプレス
・コクーン
・エックスサーバー
今回、私のブログに選んだ理由は「それなりに利用者」がいることです。検索してもノウハウが出てくる。初心者にも助かることが多いですね。初めてブログを立ち上げるなら情報収集しやすいところから始めるほうが使い方を理解しやすいよ。
プラグイン、ウィジェット、パーマリンク・・・WordPressを始めると、知らない用語を調べる機会が増えます。これは、レンタルサーバーの設定でも同じ。利用者が多いエックスサーバーだと、サーバーに関する疑問も調べて解決しやすいです。
- 情報が豊富 → 自分で調べて短時間で解決
- 最新情報もキャッチアップしやすい → 古い情報しか見つからないと、仕様が変わったり設定画面の見た目が変わったりして戸惑う
エックスサーバーだと、新しい情報もネット上で見つけやすいです。
時間的コストを節約できるのは、地味に大きいです。なぜなら、サイト運営者にとっていちばん大事なのは記事を書くことだからです。
キャンペーンやテーマ割引を活用して、費用を抑えよう
エックスサーバーは、定期的にキャンペーンを行なっています。12ヶ月契約をすると通常は13,200円ですが、キャンペーンを利用して申し込むと11,800円と、割引きになります。
👉 エックスサーバー
公式サイトで、キャンペーン情報を見る
また、エックスサーバーには「クイックスタート」という、申し込みと同時にWordPressが自動インストールされる機能があります。このときにSWRLLやXWRITEなど、一部の有料テーマを割引きでインストールすることが可能です。
👉 【WordPressテーマ】XWRITEの評判&レビュー「1年9ヶ月利用した筆者が,本音を語る」
- SWELLやXWRITEなどのテーマを割引価格で購入可能
- 月額料金が少し高めでも、トータルコストはお得になる場合がある
注意点や比較の視点
エックスサーバーは高速サーバーとして知られ、表示速度が速いため、Google検索からの集客する場合には有利です。表示速度は検索順位やユーザー体験にも影響するため、SEOを意識するサイト運営ではメリットがあります。
ただし、さくらやロリポップに比べると、下位プランの料金は高めです。初期費用や月額料金に制約がある人は、他社サーバーも検討の対象になります。
全員にエックスサーバーが最適とは限りません。
たとえば、SNS(X、インスタグラム、YouTubeなど)からの集客が中心であったり、自分で調べて解決できる能力が高い場合は、安価なサーバーでもサイト運営は可能です。
- 料金はやや高め → 初期費用に制約がある人は他社も検討
- 表示速度は大手サーバー間で大きな差はない場合もある
- 全員に最適とは限らない → SNSやYouTubeから集客できる場合は、している場合や自己解決能力が高い人は、安価なサーバーでも十分
ただ、エックスサーバーでは、サポート体制・セキュリティ面では他社サーバーより優れています。「安心」を得られることにより、精神的コストがかからないのが大きいです。
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まとめ
- エックスサーバーは料金はやや高めだが、サポート体制や情報量が充実
- 運用コストや時間を節約できる初心者向けの安心感がある
- 安価なサーバーでも十分な場合はある → 目的に応じて選択
- キャンペーンやテーマ割引を活用すれば、トータルコストはお得