ロリポップ!でWordPress(ワードプレス)をインストールした後、やっておきたい初期設定をまとめました。初期設定をしっかり行なうことで、その後のブログ(ホームページ)の運営がスムーズになります。
筆者は、エックスサーバーでこのブログを運営しています。
この記事を書くために2025年2月にロリポップ!に契約し、新しいWordPressブログを立ち上げました。いっしょに初期設定をしてゆきましょう。

WordPressインストール後、真っ先にやっておきたい4つの設定
ロリポップ!でWordPressを簡単インストールした後にやっておきたい初期設定です。必ずしも順番は決まっていないのですが、優先的にやっておきたい設定から並べています。
❶ 管理画面URLからログインし、WordPressの管理画面に入る
ロリポップ!の簡単インストールでWordPressをインストールした後、よく起こるのが「管理画面に入れない」というエラーです。
WordPressで記事を書くためには、必ず「管理画面URL」を経由してから管理画面(ダッシュボード)に入る必要があります。
まず、ブラウザのアドレスバーからサイトURLを検索し、自分のブログ(ホームページ)にアクセスできるかどうか確かめてください。

ブログを確認できたら、WordPressの管理画面に入る練習をします。
ブラウザのブラウザのアドレスバーに、以下の文字列を入れてください。
http://ドメイン名/wp-admin/
契約した独自ドメインが、「example.com」なら、
http://example/wp-admin/
と入力して検索します。
(常時SSL化の設定が終わっているなら、「https://example/wp-admin/」のように「s」を入力します)
以下の画面が、「管理画面URL」です。

「Wordpress簡単インストール」を実行したときに設定した「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「ログイン」ボタンを押します。
ログインに成功すると、「WordPressへようこそ!」と書かれた画面に入ります。これがWordPressの管理画面(ダッシュボード)です。

この管理画面から記事作成画面に移動したり、各種設定を行なったりします。
「管理画面URL」にアクセスする手順は、「ロリポップ!ワードプレスの管理画面に入るには?【簡単インストール後にログインできない】」の記事で、くわしく解説しています。
❷ 独自SSL(常時SSL化)の設定を行なう
SSL化とは、インターネット上での通信のやり取りを暗号化する仕組みです。ブログ(ホームページにやってくる訪問者とあなたのブログ間の通信を暗号化することで、個人情報を守るころができます。
SSL化されていないサイトだと、ブラウザ上に以下のように表示されます。

「保護されていない通信」
「この接続ではプライバシーが保護されません」
などと表記され、訪問者を不安にさせてしまいます。
常時SSL化は通信のやり取りを常に暗号化する仕組みで、安心してブログを読んでもらうためにも必要な設定です。
常時SSL化の設定については、「ロリポップ!でWordpresの常時SSL化を設定する手順」の記事でくわしく解説しています。
❸ パーマリンクの設定
パーマリンクとは、ページごとに割り当てられるURLのことです。これからあなたが書いた記事には、記事ごとに個別のURLが作成されます。
ページごとのURLは、インターネット上の住所にあたります。記事を公開した後からURLを変更すると住所も変わり、ブックマークしてくれた読者が再訪問できなくなります。
パーマリンク設定の手順です。
WordPressのダッシュボード(管理画面)より、「設定」➤「パーマリンク」とすすみます。

パーマリンク設定のページで「投稿名」にチェック(✔)を入れ、「変更を保存」ボタンを押します。

WordPressの一般設定とは、サイトのタイトルやサイトのURL、メールアドレスなど、もっとも基本的な設定をおこなう画面です。

記事を書くたびにパーマリンクを英語表記にすることで、SEO効果が高まります。
❹ テーマの選定・インストール
ロリポップ!でWordPressの簡単インストールを行なうと、初期設定では無料テーマのCocoon(子コクーン)をダウンロードした状態です。
WordPressテーマとは、ブログ(ホームページ)の見た目を決めるデザインのテンプレートです。テーマを変えると見た目がガラッと変わり、記事作成が便利になったりカスタマイズしやすくなったりします。
管理画面より、「外観」➤「テーマ」とすすみます。

「新しいテーマを追加」を押します。

お好みのテーマを、テーマの設定画面にインストールできます。少し下にスクロールすると、企業サイト向けの無料テーマ「Lightning」(ライトニング)も見つかります。
テーマにマウスを当て「インストール」ボタンを押すと、テーマ設定画面にインストールできます。
また、ウェブ制作会社や個人が販売している有料テーマは、各公式サイトからダウンロードするのが一般的です。
WordPressの運営をスムーズにする、8つの設定
セキュリテイ対策のため、表示速度を軽くするため、記事の執筆をスムーズにするため・・・以下の設定をやっておくと、ブログ(ホームページ)の運営が快適になります。
サイトのタイトルとキャッチフレーズ
ブログ(ホームページ)の名前とキャッチフレーズを設定します。

サイトのタイトルやキャッチフレーズは検索ページにも表示され、“ブログの顔”となる要素です。覚えてもらいやすい名前だったり、扱っているジャンルを示す名前だったり、決め方は人それぞれです。後から変更可能なので、いまは仮のタイトルやキャッチフレーズでも構いません。
管理画面より、「設定」➤「一般設定」とすすむ

自分で決めたブログ名(ホームページの名前)とキャッチフレーズを入力する

「WordPressアドレス」はWordPrssがインストールされている場所で、「サイトアドレス」はユーザーがアクセスするときにブラウザが読み込むURLです。
このURLを変更すると、インターネット上の住所が変わってしまいます。不用意に変更しないでください。
「管理者メールアドレス」はWordPrssが更新された時やユーザーがコメントした時に、通知を受け取るメールアドレスです。個人のメールアドレスでも構いませんが、ロリポップ!でサイト用のメールアドレスを作ることもできます。
サイトのタイトルとキャッチフレーズを入力したら、下へスクロールし、「変更を保存」を押します。WordPressで何かの設定を変更したら、忘れずに「設定を保存」ボタンを押してください。
投稿設定
「投稿設定」は、記事を投稿する際の動作に関する設定画面です。

特別な使い方をしない限り、変更しなくても大丈夫です。
「更新情報サービス」とは、記事を投稿したときに検索エンジンに知らせる機能です。初期設定のままで問題ありません。
表示設定と「最大投稿数」
表示設定は、ブログ(ホームページ)を外から見たときの“見え方”に関する設定です。

表示設定で設定できる4つの項目です。
- ホームページの表示
- 1ページに表示する最大投稿数
- RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数
- 検索エンジンでの表示
「ホームページの表示」とは、ブログ(ホームページ)のトップページの表示のことです。
最新の投稿を選ぶと、ブログのように新しい記事から順番に並びます。
固定ページを選ぶと、オリジナルでカスタマイズしたページを表示させます。
「1ページに表示させる最大投稿数」は、トップページに表示させる投稿の一覧の数です。「10」であれば、新しい記事から「10」記事ずつ一覧に並びます。
下記の画像は、筆者が運営する美容ブログのトップページです。「10」の投稿が記事一覧に並んでします。

「検索エンジンの表示」は、基本的にはチェック(✔)を入れないままにします。ブログ(ホームページ)を作成途中でまだ公開したくないときは、チェック(✔)を入れれば非公開にできます。
ただし、公開後はチェックを外すことを忘れないでください。
ディスカッション設定
「ディスカッション」とは、ユーザーからのコメントをどこまで受け付けるかを決める項目です。

コメントを受け付けたくない場合は、「デフォルトの投稿設定」にある「新しい投稿へのコメントを許可」をオフにしておきます。個別に指定した記事のみ、コメント欄が表示されるようになります。

コメントを積極的に受け付ける場合は、「他のコメント設定」内にある「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」をオフにします。
無記名でコメントできるようになるため、ユーザーの心理的ハードルが下がり、コメントしてもらいやすくなります。ただし、スパムコメントへの対応に手間取ることも考えられます。

ディスカッション設定の画面を下にスクロールすると、アバターの設定画面になります。
「アバターを表示する」にチェックが入っていれば、コメントした時にアバターが表示されます。

メディア設定
「メディア設定」とは、WordPressにアップロードする画像や動画のサイズを決定する項目です。

メディア設定では、記事を投稿するときの画像サイズを選べます。
とりあえずは初期設定のままでよいです。今後、アップロードした画像がぼやけるようなら、メディア設定のサイズに合わせるか、幅と高さの上限を変更するかで対処します。
ニックネームの設定(セキュリティ対策)
テーマにもよりますが、記事を投稿したときにユーザー名が投稿者名として表示されます。
ユーザー名とは、WordPressの管理画面に入る前の「管理画面URL」で入力するログイン情報のひとつです。

ログイン情報がそのまま公開されるのは、セキュリティ上よくありません。
任意のニックネームを設定することで、セキュリティを高めます。
管理画面より「ユーザー」➤「プロフィール」とすすむ
「ニックネーム」を、公開してもいい任意の名前にします。
「ブログ上の表示名」で「▽」を押し、いま設定したニックネームを選択します。

変更したら、下までスクロールし、「プロフィールを更新」ボタンを押します。
サンプル記事の削除
WordPressをインストールしたとき、初期設定ではサンプル記事が投稿された状態です。必要ないので、削除しましょう。

管理画面より、「投稿」➤「投稿一覧」とすすみます。

「Hello World!」というタイトルの記事にマウスカーソルをあて、「ゴミ箱へ移動」をクリックします。

【まとめ】WordPressインストール後の初期設定
お疲れさまでした。
WordPressが初めてのかたは、初期設定が多くて大変でしたね。
面倒なのは最初だけです。記事を書き始めるようになれば、楽しくなってきます。
わたしと一緒にWordPressを楽しみましょう。