Chromeの拡張機能「ChatGPT for Google」の導入の仕方と、使い方です。
拡張機能【ChatGPT for Google】とは？
「ChatGPT for Google」とは、Googleの検索結果にChatGPTの回答を表示させる拡張機能です。
下図は、「ChatGPT for Google」を導入したうえで、Google検索を利用したときの画面。「ChatGPT できること」という2語のキーワードを入れて、検索してみると・・・
左側には通常の検索結果が、右側のウィンドウにはChatGPTの回答が表示されます。これまでだったら、検索結果から自分でサイトを選んで情報を探していたわけですが、その手間が省けます。
かんたんな質問ならChatGPTに回答してもらい、より深い情報を探すならWebサイトを訪れる、といった使い分けができるようになります。
すでに検索エンジンのBing（ビング）では、ChatGPTを組みこんだAIチャットで検索できるようになっています。
「ChatGPT for Google」は、同じことをGoogleでもできるようになる拡張機能です。
拡張機能【ChatGPT for Google】導入の仕方と使い方
Step① 「ChatGPT for Google」を使うには、あらかじめChatGPTのアカウントを作っておく必要があります。まだのかたは、アカウントを登録しておいてください。無料版でも構いません。
Step②Chatgpt for googleにアクセスし、ページ右上の「Chromeに追加」をクリックします。
すぐに回答を組み込みたい場合は、そのまま「拡張機能を追加」をクリックします。
Step③Googleの検索画面を出し、いつものようにキーワードを入れて検索してみます。
検索結果の右側に、ChatGPTの回答用のウィンドウが表示されます。ただ、ChatGPTにサインインしていないと、
「Please login on OpenAI and pass Cloudflare check.」
というメッセージとともに、OpenAIのサイトへのログインを促してきます。「Login On OpenAI」というリンクをクリックして、OpenAIのサイトに飛びます。
Step④「Log in」をクリックし、ChatGPTにサインインします。
Steｐ⑤ChatGPTにサインインできたら、Googleの検索画面に戻ります。すると、先程にはなかったChatGPTの回答が、右側のウィンドウに表示されています。
拡張機能【ChatGPT for Google】設定の仕方は？
「ChatGPT for Google」をより使いやすいように、設定する方法です。
Step①
① Chromeの右上の、パズルの1ピースのようなアイコンをクリックする
② 拡張機能のサブウインドウがあらわれたら、 「ChatGPT for Google」の右にある三点リーダ（⋮）をクリックする
③ 新たにあらわれたサブウィンドウの「オプション」をクリックする。
「ChatGPT for Google」の設定画面に移動します。
Step②どこでもいいので白い空間を押し、サブウィンドがあらわれたら「日本語に翻訳」をクリックする。
「ChatGPT for Google」の設定を日本語でできるようになります。
Step③好みに応じて、「トリガーモード」「テーマ」「言語」「AIプロバイダー」を設定する。
設定１：「トリガーモード」
「ChatGPT for Google」をいつ起動させるか？の設定をします。
- いつも（Always）・・・すべての検索において、「ChatGPT for Google」を活用する
- 疑問符（Question Mark）・・・「ChatGPT とは？」のように、クエスチョンマークで終わる検索のときだけ、「ChatGPT for Google」を起動させる
- 手動で（Manually）・・・「ChatGPT for Google」を使うときは、手動で起動させる
「手動で」を選択した場合、Google検索すると検索結果の右側に
「🔍 Ask ChatGPT for this query」
というメッセージが出てきます。
このテキストをクリックした時のみ、「ChatGPT for Google」の回答が表示されるようになります。
設定２：「テーマ」
「ChatGPT for Google」の外観（＝見た目のデザイン）を変更します。
- 自動（Always）
- ライト（Light）
- 暗い（Dark）
「暗い」を選択すると、「ChatGPT for Google」のウィンドウが黒バックに変わります。
設定３：「言語」
英語、日本語、スペイン語など32言語の中から、ChatGPTの応答に使用する言語を選択できます。ただ、日本語で検索すれば日本語で返答してくれるので、「自動」のままがおすすめ。
設定４：「AIプロバイダー」
まず、「ChatGPTウェブアプリ」か、「Open AI API」かを選択。
APIを使うと、「code-davinci-002」（コード生成のAI）や「DALL-E」（画像生成のAI）などと連携させて、ChatGPTにさらに高度な処理をしてもらうことができます。ただし、APIは使用料に応じた課金が必要となります。玄人向け。
「ChatGPTウェブアプリ」の設定では、検索のときに使うChatGPTのモデルを選択します。
- 常にGPT-3.5を使用
- 利用可能な場合はGPT-4を使用する
最新のGPT-4を応答に使用するには、ChatGPT Plusに加入している必要があります。Plusは、月額20ドルの有料版です。Plusへの加入は、Open AIのサイトのほうから行ないます。
