WordPressで副業ブログを始めたいけど、何を準備すればいいの?
会社のホームページをWordPressで作りたいけれど、必要なものは?
「WordPressとはなんぞや?」というかたから、2つめ、3つめのブログをWordPressで作ってみたいというかたに向けて、WordPressを始めるにあたって必要なものをまとめました。
WordPressを始める前に知っておきたい基礎知識
WordPressとは?メリットとデメリットとは?
「WordPress」(ワードプレス)とは、誰でも簡単にブログやホームページを作れるソフトウェアのことです。Webサイトを作るとき、昔はHTMLやCSSなどのプログラミング言語の知識が必要でした。
下は、私が運営するはてなブログの編集画面。
下の画像は、WordPressの編集画面。公開済みのページを外から見たときと、ほぼ変わりない編集画面です。
完成画面をイメージしながら書ける、というのがWordPressのメリットです。
デメリットは、初期設定が難しすぎること。WordPressを始めるにあたっての難関は、初期設定が難しすぎて、記事を書く画面にすらたどり着けない人がいる、ということ。
えっ? 無料ブログを作ったことあるけど、30分ぐらいで記事を書き始められたよ
2019年の6月。私もそう思ってWordPressを始めましたが、初期設定だけでまる2日かかったのです。
2023年現在、初心者のかたがつまづかずにWordPressを開設できるサービスがあります。
>> 初心者でも失敗しない!エックスサーバーでWordPressを始める手順
WordPressを始めるにあたって、注意点は?
まず、初心者にありがちな失敗が、間違って「WordPress.com」で始めてしまうことです。
「WordPress.com」じゃダメ? どういうこと?
- WordPress.org・・・CMSで動くソフトウェア(目的に合わせてカスタマイズできたり、デザインにオリジナリティを出せる)
- WordPress.com・・・アメリカのオートマティック社が運営する無料ブログ
「WordPress.com」で作れるのは、アメブロやはてなブログ(無料版)のようなブログです。データ容量や広告に制限がついてしまいます。
通常、WordPressという場合、「WordPress.org」を指します。副業ブログやホームページを作るなら、迷わず「WordPress.org」を使ってください。
WordPressを始めるのに必要なものは?【準備するものは3つ】
超初心者のかたがWordPressを始めるのに必要なのは、大きく3つです。
- レンタルサーバー
- 独自ドメイン
- WordPress(.org)のインストール
レンタルサーバー
サーバーとは、Webページを表示するのに必要なファイルや画像を保管しておく場所のことです。閲覧者の「〇〇を見たい!」というリクエストが出されたら、サーバーからそのページを表示するのにデータや情報を供給します。
現実世界のお店にたとえるなら、サーバーはインターネット上の「テナント」にあたります。
なぜ、レンタルサーバーが必要なのか?
たとえば、メジャーリーグの最新情報を載せているWebサイトに、アクセスが殺到したとします。
大谷選手の今日の成績を知りたい!
一度に大量のアクセスをさばくには、サーバー専用の巨大なCPUが必要です。サーバーダウンしたら、みんながWebページを閲覧できなくなってしまいます。24時間稼働できる能力も求められます。
独自ドメイン
ドメインは、インターネット上の「住所」にあたります。Webサイトがインターネット上のどこにあたるかを示す、識別番号です。現実世界のお店にたとえると、「〇〇屋」「〇〇堂」のような屋号に相当します。
当サイトでいえば、「https:/pasonoob.com」がURLで、【pasonoob.com】がドメインです。
ビジネス目的でドメインを取得するなら、独自ドメインがおすすめです。
独自ドメインの他に、「無料ドメイン」「共有ドメイン」があります。
- 無料ドメイン・・・レンタルサーバー会社やドメイン業者で作れるが、そのサービス内でのみ使用可能
- 共有ドメイン・・・はてなブログ、アメーバブログなど、ブログサービス内でのみ使用可能
独自ドメインとは世界でたった一つのあなただけのURLであり、サーバー会社やブログサービスに縛られずに運用できます。
WordPressテーマ
テーマとは、Webサイト全体のデザインや機能を調整するテンプレート(=ファイルの集まり)のことです。
テーマを導入することで、プログラミングの知識がないかたでも、好みのデザインやレイアウトに変更できます。テーマによっては、目次をかんたんに生成できたり、SEOで有利になる機能を備えていたりします。
テーマには、無料テーマと有料テーマがあります。開発資金を得やすいため、一般的には有料テーマのほうが優れた機能を備えています。
>> WordPressテーマの選び方【有料テーマ5選+無料テーマ2選】
WordPressを始めるのに必要なものは、以上です
この他、インターネットのサービスを利用するために、以下のアイテムの必要です。
- スマートフォンか携帯電話・・・本人確認の認証のために使う
- クレジットカード・・・料金の支払い
- メールアドレス・・・レンタルサーバーからの連絡を受けるため
【初期設定費用は?】WordPressを始めるのにいくらかかる?
WordPressで副業ブログやホームページを運営するとき、初期費用はどのくらいかかるか?
初期費用 | 維持費 | |
レンタルサーバー | およそ15,000円 (サーバー会社やプランによる) | 年間で約12,000円 (サーバー会社やプランによる) |
独自ドメイン | 取得費用は1,000円~10,000円 (ドメインの種類やドメイン取得サービスによる) | 年に1回だけ更新料が発生し、一般的には1,200円ほど (ドメインの種類やドメイン取得サービスによる) |
WordPressテーマ | 無料テーマは0円 有料テーマは10,000円~20,000円前後 | 無料テーマ・有料テーマともに0円 (ただし、サブスク型は月額1,000円ほど) |
副業ブログやホームページなどビジネス目的でWebサイトを作るなら、
- 初期費用に30,000円ほど
- 維持費に年15,000円ほど
レンタルサーバーもWordpressテーマも、もっと安く済ませられるケースもあります。
ただ、あまりに安いサービスを選んでしまうと、
- 扱えるデータ容量が少なくて、サイト表示に時間がかかる
- 面倒な設定を自分でやらなくてはならない
- サーバー会社を移行したり、Wordpressテーマを途中で変更したりすると、時間とお金がかかる
よく調べないまま初期費用だけで決めてしまうと、後で余計なコストがかかってしまうことが多いよ
超初心者がWordPressを始めるなら、「クイックスタート」か「WINGパック」がおすすめ!
超初心者のかたがWordPressを開設するのに、おすすめの方法が2つあります。
- エックスサーバーの「クイックスタート」で、WordPresを始める
- ConoHa WINGの「WINGパック」を選び、「WordPressかんたんセットアップ」で始める
12カ月以上の契約が条件であるため、初期費用は高めにつきます。ただ、補って余りあるメリットがあります
- レンタルサーバーとの契約から独自ドメインの取得、ドメインとサーバーの紐づけ、通信のSSL化、WordPresのインストールまで、いっきに行える
- 独自ドメインが、永久に無料でもらえる(=ドメイン取得の初期費用、更新料がかからない)
サーバーとドメインをまとめて契約しますので、初心者にとって難しい「サーバーとドメインの紐づけ」があっという間にできます。超初心者がやりがちな、「WordPress.com」のインストールも防げます。
>> エックスサーバー
>> ConoHa WING
サーバーとドメインの紐づけ? 通信のSSL化? 専門用語を言われても、わからないよ
そういう超初心者のかたこそ、「クイックスタート」か「WINGパック」はおすすめ。指示どおりに作業するだけで、WordPressを始めることができます