レンタルサーバーの「転送量」とは?転送量の計算の仕方は?

そもそもサーバーの「転送量」とは?

ユーザーがwebサイトにアクセスしたとき、サーバーを通してテキスト・画像・動画・音声などのデータがアクセス元(ユーザー)のパソコンやスマホに送られます。このデータの総量を、「転送量」と呼びます。

画像や動画をたくさん使っており、アクセスが多ければ転送量も増えることになります。

レンタルサーバーの「転送量」とは?転送量の計算の仕方は?

記事がバズったりして転送量が増え、上限を越えてしまうと通信は制限されてしまいます。

  • Webサイトやホームページにアクセスできなくなってしまう
  • 記事の閲覧に時間がかかかってしまう

サーバーの「転送量」と「ディスク容量」の違いとは?

「ディスク容量」とは、サーバー内に保存できるデータサイズの総量のこと。「ディスク容量」には、サイトを作成したときのファイルや画像などを保存する「Web領域」と、メールの送受信のデータを保管する「メールの保存領域」があります。

【エックスサーバー】転送量を調べる前の準備【対象ドメインを指定する】

エックスサーバーでWebサイトの転送量を調べるには、下準備が必要です。アクセス解析の設定より、「対象ドメインを指定」しておく必要があります。

サーバーパネルより、調べたいサイトのアクセス解析を設定する

まずは、サーバーパネルのログイン画面で「サーバーID」と「サーバー パスワード」を入力し、ログインします。

サーバーパネルの管理画面で、画面右側より「アクセス解析」をクリックします。

エックスサーバー、転送量、アクセス解析
出典:Xserver

「ドメイン選択画面」より、転送量を知りたいドメインを選択してクリックします。

エックスサーバー、転送量、アクセス解析
出典:Xserver

「アクセス解析設定」の画面で「アクセス解析追加」タブをクリックし、「追加する」を押します。

エックスサーバー、アクセス解析の追加
出典:Xserver

エックスサーバーのアクセス解析では、「0:00から24:00まで」を1日としてカウントします。

運営するWebサイトの転送量を知るには、1日待つ必要があります。

【エックスサーバー】転送量を調べるには?

対象ドメインを指定し、計測開始から24時間以上経っていれば、自サイトの転送量を調べることができます。

サーバーパネルのログイン画面からログインし、サーバーパネルの管理画面を出します。画面右側より、「アクセス解析」をクリックします。

エックスサーバー、転送量、調べるには?
出典:Xserver

ドメイン選択画面より、転送量を知りたいドメインをクリックします。

転送量を調べたいドメイン、エックスサーバー
出典:Xserver

以下のような解析画面が表示されます。画面右下を見ると、「転送量」(MB)と「平均転送量」(MB)を知ることができます。

転送量、平均転送量
出典:エックスサーバー

画面左側のメニューから、1日ごとの転送量を知ることもできます。

「日別」をクリックしたあと、画面を下にスクロールすると、1日ごとの転送量を調べることができます。

日ごとの転送量、調べる
出典:エックスサーバー

ブログの1日の転送量の目安は?

一般的なブログの1ページのデータサイズは、1~3MBといわれています。WordPressはデータ容量が大きいので、3MBとして計算してみましょう。

仮に1日あたり500pv(1ヶ月あたり15,000pv)だったとしたら、

  • 1日あたりの転送量・・・3(MB)✕500(PV)=約1.5GB
  • 1ヶ月当たりの転送量・・・1.5(GB)✕30(日)=約45GB

となります。

※ 1GB(ギガバイト)=1024MB(メガバイト)として計算

転送量に制限があるレンタルサーバーを選んでしまうと、記事がバズったときにページを表示できない可能性があります。特に、画像や動画をたくさん使うブログは、なるべく転送量の制限がないレンタルサーバーがおすすめ。