有料テーマ並の機能を搭載し、無料テーマでもいちばん人気のCocoon(コクーン)

エックスサーバー社が提供するWordPressテーマ、XWRTE(エックスライト)。

ブログ初心者がWordPressテーマを使うなら、どちらを選ぶべきでしょうか?

WordPress歴6年の福造です。Cocoonで美容ブログ、XWRITEで当ブログを運営しています。使用者の目線で、CocoonとXWITEを比較します

【結論】ブログ初心者で、WordPressに触るのも初めてなら、Cocoon!

結論から述べます。

あなたが完全なブログ初心者で、WordPressに触るのも初めてなら、Cocoon(コクーン)をおすすめします。理由は、利用者が多いからです。

WordPress初心者には、何か不具合が起こっても問題がどこにあるかわかりません

  • テーマ固有のエラーなのか?
  • WordPress本体の不具合なのか?
  • プラグイン同士がかちあって、エラーを起こしているのか?

Coconは、ダウンロード数が累計20万件を越える人気テーマ。わからないことがあった時に、「Cocoon アドセンス 貼り方」のように検索すれば、答えがすぐ見つかります。

テーマ固有のエラーでなかったとしても、Cocoonなら解決策が見つかりやすいのです

これに対してXWRITE(エックスライト)は、新しいテーマ。まだ、利用者がそれほどおりません。何か調べようと思っても、ネットに情報があまりありません。

ただしXWRITEは表示速度がダントツで速く、SEOで上がりやすいメリットもあります。

“検索スキル”が高く、わからないことがあっても自分で解決できるなら、初めからXWRITEを使う手もあります

【一覧表】CocoonとXWRITE(エックスライト)の比較

Cocoon(コクーン)は、ブログ運営に必要な機能を備えたWordpressテーマ。モバイルに対応しており広告コードも貼りやすく、無料テーマとは思えないほど高機能です。

XWITE(エックスライト)は、ムダがそぎ落とされたシンプルなWordpressテーマ。編集画面も使いやすく、記事を書くことに特化しています。

Cocoon、XWRITE、どっち、比較
出典:Cocoon 出典:XWRITE
WordPressテーマCocoon(コクーン)XWRITE(エックスライト)
SEO対策★★★☆☆★★★★☆
表示速度★★★☆☆★★★★★
ブロックエディター(新エディター)
値段無料サブスクリプション:月額990円
買い切り:19,800円
テーマの機能性★★★★☆★★★☆☆
スキンの種類(=外観を変えるデザイン)107種類3種類
拡張性(=カスタマイズ)★★★☆☆★★☆☆☆
アップデートの頻度★★★★☆★★★★★
サポート体制★★★★☆★★★☆☆

デザイン性・カスタマイズ性の高さでは、Cocoonが圧倒的に上!

CocoonにもXWRITEにも、「スキン」という機能があります。

「スキン」とは、プログラミングの知識がなくても、ワンタッチでWebサイトの外観を変えることができる機能です。いわば、ブログの“着せ替え”機能。

cocoon、スキン
⇧ Cocoonは107種類もの中から、デザインのテンプレートを選べる
エックスライト、スキン、比較
⇧ XWITEの設定から選べるスキンは、たった3種類だけ

Cocoonのほうが選べるスキンの数がはるかに多く、見た目のデザインをかんたんに変えることができます。

また、Wordpressでは、大きな見た目の変更や機能を追加するときには、「子テーマ」を使います。

しかし、Cocoonには公式から「子テーマ」が配布されていますが、XWITEには公式の「子テーマ」は用意されていませんXWRITEで大きなカスタマイズをするには、CSSやPHPといったプログラミングの知識が必要になります。

表示速度の速さは、XWRITEのほうが上!

Googleが提供する「PageSpeed Insights」で、CocoonとXWRITEの表示速度を比較します。

どちらのサイトも、エックスサーバーを使用しています。広告の数や画像の重さは、ほぼ同程度です。

まずは、Cocoon

Cocoon、表示速度が遅い?

「ブラウザのキャッシュ」や「高速化」は設定済み。モバイルスコアは60点

WordPressテーマの比較サイトで、Cocoonは“高速テーマ”と紹介されることがありますが…筆者はCocoonが早いと感じたことはありません

つづいて、XWRITE(エックスライト)。

エックスライト、表示速度、比較

ほぼ満点の95点。Wordpressテーマの中でも、ダントツの表示速度の速さ。Canvaの重たい画像を使っても、この数値!

2020年6月から「表示速度の速さ」はSEOにも影響するようになりました。XWRITEのほうが、検索順位は上がりやすくなります。

SEOの内部対策はほぼ同じ。しかし、検索順位が上がりやすいのはXWRITE!

Cocoonにあらかじめ実装されているSEOの内部対策です。

SEOの内部対策とは?

HTMLやファイルなど、Webサイトの構造を検索エンジンに伝える機能のこと

  • HTMLの文法のエラーなし
  • 構造化マークアップ済み
  • レスポンシブデザイン
  • AMP対応

【参照】Cocoonで行っている内部SEO施策

XWRITEのダッシュボードより、「外観」⇨「カスタマイズ」⇨「サイト基本設定」とすすむと、SEO対策できます。

XWRITE、SEOT対策

また、CocoonもXWRITEも、記事ごとに「titleタグ」「メタディスクリプション」の設定ができます。

XWRITE、タイトルタグ、メタディスクリプション
⇧ XWRITEの記事ごとの編集画面の下。ほぼ同じ設定がCocoonにもある
タイトルタグとは?

検索エンジンに表示させたい記事タイトルのこと

メタディスクリプションとは?

記事の概要を、100文字ほどのテキストで示したもの。検索エンジンに表示される

SEOにおいて、いちばん大切なのはコンテンツ(=記事の中身)です。WordPressテーマの内部対策が、SEOに対する影響はごくわずかです。

ただし、シンプルで表示速度が速いと、SEOに強い(=検索順位が上がりやすい)傾向にあります。たとえば、noteがSEOに強いのは、構造がシンプルで読み込み速度が圧倒的には速いから。

表示速度がSEOに影響する点を考慮すると、CocoonよりXWRITEのほうが、検索順位は上がりやすく感じます

上がりやすいといっても、Cocoonとの比較での話。WordPressを新規ドメインで始めた場合、どんなテーマを使っても検索エンジンから評価されるのに時間がかかります(6ヶ月~10カ月はかかる)。

頻繁にアップデートが行われるので、CocoonもXWRITEも長く使える!

WordPressテーマを選ぶのにもっとも重要な指標は、「定期的にアップデートが行われているテーマか?」です。

セキュリティ対策のため、WordPress本体は4~5か月に1回ほどアップデートが行われます。プログラムの細かな修正であったり、機能の強化であったり・・・

このとき、テーマが古いままだと、デザインが崩れたりセキュリティ上のリスクがあったりします。できるだけ、頻繁にアップデートがなされているテーマを選ぶべきです。

有料テーマでも、更新が滞っているテーマもあります。中には、4年前にアップデートが止まっているテーマも・・・

CocoonXWRITEも、2~3週間に1回ほどアップデートがあります。

XWRITEはエックスサーバーが開発していますし、Cocoonもエックスサーバーと業務提携を結んでいます。開発が滞らないので、どちらも長期にわたって使えるテーマです。

まとめ

  • WordPressがまったくの初めてで、初期費用を抑えたい人・・・Cocoonがおすすめ
  • デザインにこだわりがなく、検索ページから早くアクセスを集めたいならXWRITEがおすすめ

この他、2024年にWordpressを開設するなら、SWELL、STORK19、AFFINGER6あたりも候補になってくるでしょう。