有料テーマ並の機能を搭載し、無料テーマでもいちばん人気のCocoon(コクーン)
エックスサーバー社が提供するWordPressテーマ、XWRTE(エックスライト)。
ブログ初心者がWordPressテーマを使うなら、どちらを選ぶべきでしょうか?

WordPress歴5年の福造です。Cocoonで美容ブログ、XWRITEで当ブログを運営しています。使用者の目線で、CocoonとXWITEを比較します
【結論】ブログ初心者で、WordPressに触るのも初めてなら、Cocoon!
結論から述べます。
あなたが完全なブログ初心者で、WordPressに触るのも初めてなら、Cocoon(コクーン)をおすすめします。理由は、利用者が多いからです。

WordPress初心者には、何か不具合が起こっても問題がどこにあるかわかりません
- テーマ固有のエラーなのか?
- WordPress本体の不具合なのか?
- プラグイン同士がかちあって、エラーを起こしているのか?
Coconは、ダウンロード数が累計20万件を越える人気テーマ。わからないことがあった時に、「Cocoon アドセンス 貼り方」のように検索すれば、答えがすぐ見つかります。

テーマ固有のエラーでなかったとしても、Cocoonなら解決策が見つかりやすいのです
これに対してXWRITE(エックスライト)は、新しいテーマ。まだ、利用者がそれほどおりません。何か調べようと思っても、ネットに情報があまりないんですね。
ただし、XWRITEは表示速度がダントツで速く、SEOで上がりやすいメリットもあります。

“検索スキル”が高く、わからないことがあっても自分で解決できるなら、初めからXWRITEを使う手もあります
【一覧表】CocoonとXWRITE(エックスライト)の比較
Cocoon(コクーン)は、ブログ運営に必要な機能を備えたWordpressテーマ。モバイルに対応しており広告コードも貼りやすく、無料テーマとは思えないほど高機能です。
XWITE(エックスライト)は、ムダがそぎ落とされたシンプルなWordpressテーマ。編集画面も使いやすく、記事を書くことに特化しています。

WordPressテーマ | Cocoon(コクーン) | XWRITE(エックスライト) |
---|---|---|
SEO対策 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
表示速度 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
ブロックエディター(新エディター) | 〇 | 〇 |
値段 | 無料 | サブスクリプション:月額990円 買い切り:19,800円 |
テーマの機能性 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
スキンの種類(=外観を変えるデザイン) | 107種類 | 3種類 |
拡張性(=カスタマイズ) | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
アップデートの頻度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
デザイン性・カスタマイズ性の高さでは、Cocoonが圧倒的に上!
CocoonにもXWRITEにも、「スキン」という機能があります。
「スキン」とは、プログラミングの知識がなくても、ワンタッチでWebサイトの外観を変えることができる機能です。いわば、ブログの“着せ替え”機能。


Cocoonのほうが選べるスキンの数がはるかに多く、見た目のデザインをかんたんに変えることができます。
また、Wordpressでは、大きな見た目の変更や機能を追加するときには、「子テーマ」を使います。
しかし、Cocoonには公式から「子テーマ」が配布されていますが、XWITEには公式の「子テーマ」は用意されていません。XWRITEで大きなカスタマイズをするには、CSSやPHPといったプログラミングの知識が必要になります。
表示速度の速さは、XWRITEのほうが上!
Googleが提供する「PageSpeed Insights」で、CocoonとXWRITEの表示速度を比較します。
どちらのサイトも、エックスサーバーを使用しています。広告の数や画像の重さは、ほぼ同程度です。
まずは、Cocoon。

「ブラウザのキャッシュ」や「高速化」は設定済み。モバイルスコアは60点。

WordPressテーマの比較サイトで、Cocoonは“高速テーマ”と紹介されることがありますが…筆者はCocoonが早いと感じたことはありません
つづいて、XWRITE(エックスライト)。

ほぼ満点の95点。Wordpressテーマの中でも、ダントツの表示速度の速さ。Canvaの重たい画像を使っても、この数値!
2020年6月から「表示速度の速さ」はSEOにも影響するようになりました。XWRITEのほうが、検索順位は上がりやすくなります。
SEOの内部対策はほぼ同じ。しかし、検索順位が上がりやすいのはXWRITE!
Cocoonにあらかじめ実装されているSEOの内部対策です。
HTMLやファイルなど、Webサイトの構造を検索エンジンに伝える機能のこと
- HTMLの文法のエラーなし
- 構造化マークアップ済み
- レスポンシブデザイン
- AMP対応
XWRITEのダッシュボードより、「外観」⇨「カスタマイズ」⇨「サイト基本設定」とすすむと、SEO対策できます。

また、CocoonもXWRITEも、記事ごとに「titleタグ」と「メタディスクリプション」の設定ができます。

検索エンジンに表示させたい記事タイトルのこと
記事の概要を、100文字ほどのテキストで示したもの。検索エンジンに表示される
SEOにおいて、いちばん大切なのはコンテンツ(=記事の中身)です。WordPressテーマの内部対策が、SEOに対する影響はごくわずかです。
ただし、シンプルで表示速度が速いと、SEOに強い(=検索順位が上がりやすい)傾向にあります。たとえば、noteがSEOに強いのは、構造がシンプルで読み込み速度が圧倒的には速いから。

表示速度がSEOに影響する点を考慮すると、CocoonよりXWRITEのほうが、検索順位は上がりやすく感じます
上がりやすいといっても、Cocoonとの比較での話。WordPressを新規ドメインで始めた場合、どんなテーマを使っても検索エンジンから評価されるのに時間がかかります(6ヶ月~10カ月はかかる)。
頻繁にアップデートが行われるので、CocoonもXWRITEも長く使える!
WordPressテーマを選ぶのにもっとも重要な指標は、「定期的にアップデートが行われているテーマか?」です。
セキュリティ対策のため、WordPress本体は4~5か月に1回ほどアップデートが行われます。プログラムの細かな修正であったり、機能の強化であったり・・・
このとき、テーマが古いままだと、デザインが崩れたりセキュリティ上のリスクがあったりします。できるだけ、頻繁にアップデートがなされているテーマを選ぶべきです。

有料テーマでも、更新が滞っているテーマもあります。中には、4年前にアップデートが止まっているテーマも・・・
CocoonもXWRITEも、2~3週間に1回ほどアップデートがあります。
XWRITEはエックスサーバーが開発していますし、Cocoonもエックスサーバーと業務提携を結んでいます。開発が滞らないので、どちらも長期にわたって使えるテーマです。
まとめ
- WordPressがまったくの初めてで、初期費用を抑えたい人・・・Cocoonがおすすめ
- デザインにこだわりがなく、検索ページから早くアクセスを集めたいならXWRITEがおすすめ
この他、2023年にWordpressを開設するなら、SWELL、STORK19、AFFINGER6あたりも候補になってくるでしょう。